モンスターストライク徹底攻略ーゲーム攻略王国

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食べかた上手だった日本人

個人的に強く興味を持ったのは「干物」について。干し野菜が食生活の健全化につながるという提言は興味深い。以下、同書から要約してみる。

野菜だけでなく、スルメ、スライス牛肉、輪切りリンゴ、魚の開き、打ち豆(水で戻した大豆をつぶしたもの)、ミカン・リンゴ・レモンなど果物の皮など、いろんなものを干して毎日の食事作りに生かすのだとか。

夜のうちに、干したカボチャ、ゴボウ、ニンジン、レンコン、ナス、しめじなどから好きなものを選んで鍋に入れ、昆布と煮干しを加えて水を張る。朝になると、生と変わらないような野菜が鍋いっぱいになっている。それを火にかけて味噌を溶けば味噌汁のでき上がり。

ジャガイモ、タマネギ、ニンジンなどと干した牛肉を入れて水を張っておけば、簡単にカレーができあがるとのこと。

このほかにも、冷蔵庫がなかった時代の食品保存方法が満載。じつにおもしいろい本だった。

食べかた上手だった日本人

―よみがえる昭和モダン時代の知恵

著:魚柄 仁之助

モノはなくても貧しくない、冷蔵庫がなくても食品を腐らせない、少しのおかずで太らない──日本の台所が激変した80年前、シンプルな豊かさが卓袱台に並んでいた時代があった。実践派食文化研究家が、飽食ニッポンへの悔恨の果てにたどりついたモダン食生活の失われたユートピア。大量の資料を駆使してここに復元!